「きのう何食べた?」展

2007、8年頃である。漫画「きのう何食べた?」のことを知ったのは。

それが10年以上経て、このようなキャストで、こんなにも癒しと心打つ内容のドラマとして深夜放映されようとは。その間に、まさか自分が横浜→東京→長崎と住まいを移し、たまたま上京中に開催が始まった「きのう何食べた?」展を見に行こうとは…(前置き些か長い)

前回スペイン坂に来たのは・・・・たぶん、昭和時代。
(東京出身でも、渋谷が苦手な人は多い)
もはやどこだか場所がさっぱりで。
地図片手に歩き回った末…


▲あった!
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モロッコインゲンのトマト煮

毎年夏になると、母の実家からみっちみちに野菜が詰め込まれた段ボールが届く。どれもこれも畑から収穫したての力ある新鮮野菜で、その中には必ずモロッコインゲンが含まれている。どう食べるのが一番美味しいかとあれこれ試した結果、今では全部トマト煮にすることにしている。
刻んだトマト、玉ねぎ、にんにくに最小限の調味料を入れ、オリーブオイルで一時間ほどコトコトと煮込むだけ。出来立てよりも冷やした方がオイルがなじんでとろりと美味い。これにチーズ、美味しいパン、冷えたビールか白ワインがあれば・・・・私の好きな夏の食事の一つである。

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銀座でお茶を

現在、あまりに様子が違ってしまったので、あれは本当に存在したのかなあー、自分の勘違いだったのかなあーとさえ思える店がある。銀座四丁目、三愛ビルに入っていたトワイニングのティーサロンのことだ。90年頃だろうか、有楽町で映画を観た帰りに見つけ、洒落た雰囲気に惹かれて一人ふらりと入ってみた。注文したのは紅茶だけだったと思う。


「お待たせしました」
運ばれてきたのは、ティーポット、ティーカップ&ソーサー、クリーマー、シュガーポット(全てウェッジウッドのワイルドストロベリーだ)、そしてティーストレーナー。たっぷりとした華やかな茶器がテーブルに並んだその眺めは、紅茶ひとつで十分に優雅であった。
以来、何度もこの店を訪れた。お茶よりもランチで訪れることの方が多かった。母を映画に誘って有楽町へ連れ出した際もアフタヌーン・ティーはここでと決めていた。あの、ケーキやサンドイッチを盛り付けたお皿が三段重ねになったやつ・・・・。が、いそいそと母を店へ案内して愕然とした。店がなくなっていたのだ。正確に言えば、クラシカルな風情あるティーサロンから、見知らぬモダンなカフェへと店が変わっていたのである。
まあせっかく遥々ここまで来たことだしとそのカフェに入り、銀座の通りを見下ろしながら母と喋りまくった。その数日後、母からこの日が大変楽しかったことを述べるお礼の手紙が届いた。それは母が以前の母だった時にくれた最後の手紙となった。その手紙は今も私の机の抽斗にある。